お金の基礎。その①【説明できますか?】収入と所得の違いを理解しておこう

突然ですが『収入』と『所得』の違いを説明出来ますか?

これらは共に『受け取るお金』を意味するのですが、実は明確な違いがあります。税金の中で最も身近なものの1つに所得税がありますが、収入と所得は所得税を計算する上で非常に重要な要素です。

これはお金の知識の中でも基礎中の基礎なので当然に知っておきたいところですが、詳しく説明できない方も多いのではないでしょうか?ですので今回は、その収入と所得の違いについて解説していきます!

収入と所得

先程も記載しましたが、『収入』も『所得』もどちらも受け取れるお金のことを表しますが、意味には明確な違いがあります。

その他にも受け取れるお金として『年収』や『手取り』などの言葉も存在します。同じような言葉ばかりで少しややこしいですよね。では、それぞれがどのような意味なのか、整理していきましょう。

収入とは

収入とは、受け取ったお金の全ての金額(総額)をいいます。お給料でいうところの額面の金額です。ですので、サラリーマンの場合は基本給に加えて残業代手当てなどをプラスした合計の金額になります。

そして年収はこの収入を元に計算されます。年収は一般的に1月から12月までの1年の間に受け取った収入のことをいい、月給だけでなく賞与(ボーナス)も含みます。

なので月給が40万円で賞与が年間に月給4ヵ月分だった場合には

1年間の月給12ヵ月分+賞与4ヵ月分なので月給の40万円×16ヵ月分=年収640万円という事になります。

所得とは

所得とは、所得税を計算するためのもととなる金額のことをいいます。収入から決められた計算方法で所得を計算し、その所得から所得税を計算します。つまり、その人に応じた所得税を算出するために収入から計算したものが所得です。

実はこの所得は、お金の受け取り方によって10個の種類に分けることが出来ます。また、先程所得は収入から決められた計算方法で算出すると記載しましたが、各所得によって計算方法が異なり、さまざまなルールが決められています。

所得の種類
  • 利子所得
  • 配当所得
  • 不動産所得
  • 事業所得
  • 給与所得
  • 譲渡所得
  • 一時所得
  • 雑所得
  • 山林所得
  • 退職所得

(参考:国税庁|所得の種類と課税のしくみ

最後に、10種類の所得の中でも代表的な収入を得る方法である『個人事業主の所得』・『会社員の所得』・『年金受給者の所得』の3つについてみていきましょう。

個人事業主の所得

個人事業主やフリーランスの所得は主に『事業所得』に分類されます。

事業所得とは、農業漁業製造業卸売業小売業サービス業その他の事業を営んでいる人のその事業から生ずる所得をいいます。(引用元:事業所得の課税の仕組み(事業所得|国税庁))

事業所得の計算方法は

[su_note note_color=”#FFFF66″ text_color=”#333333″ radius=”3″ class=”” id=””]事業所得=総収入金額−必要経費(−青色申告特別控除額)[/su_note]

となっており、事業で得たお金の総額(売上高)からその事業の為に使ったお金(経費)を差し引いた金額となります。

会社員の所得(給与所得)

会社員やアルバイトなどのお給料を貰う所得は『給与所得』に分類されます。

給与所得とは、勤務先から受ける給料、賃金、賞与などの所得をいいます。(引用元:給与所得|国税庁

給与所得の計算方法は

[su_note note_color=”#FFFF66″ text_color=”#333333″ radius=”3″ class=”” id=””]給与所得=給与収入金額−給与所得控除[/su_note]

となっており、給与所得は事業所得などのように必要経費を差し引くことができない代わりに所得税法で定めた給与所得控除額を給与等の収入金額から差し引きます。

年金受給者の所得

年金受給者の年金は『雑所得』に分類されます。

雑所得とは、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得及び一時所得のいずれにも当たらない所得をいい、例えば、公的年金等、非営業用貸金の利子、副業に係る所得(原稿料やシェアリングエコノミーに係る所得など)が該当します。(引用元:雑所得|国税庁

その中でも雑所得は「公的年金等の雑所得」と「公的年金等以外の雑所得」に分けられ、以下の式で計算されます。

[su_note note_color=”#FFFF66″ text_color=”#333333″ radius=”3″ class=”” id=””]雑所得=公的年金等の雑所得(収入金額−公的年金等控除額)+公的年金以外の雑所得(総収入金額−必要経費)[/su_note]

手取り

ちなみに手取りとは収入から税金(所得税・住民税)社会保険料など、が差し引かれた金額です。ですので、実際に自分の手元に入ってきた金額なので手取りといわれています。

収入・所得

収入と所得、そして手取りの違いについて分かりましたでしょうか?

収入は単純ですが、所得に関してはたくさんの種類があり、計算方法も各所得によって異なるので少し複雑になります。

ただ、税金を考える上で重要な要素になるので、主に自身が受け取るに所得については覚えておくといいかもしれません。

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